1. アナハイム大学のTESOL修士課程を選んだ理由は?
私がアナハイム大学のMA TESOLを選んだのは、オンラインコースの便利さや、各授業のアウトラインを見てです。学部時代に読んだ教科書の著者である先生方から直接学べることにも感動しました。先生方の研究について勉強していたので、ぜひ修士課程で教えていただきたいと思いました。世界各地で様々な経験を積み重ねてこられた先生方に学ぶことができたことに本当に感謝しています。
2. これまでのキャリアについて教えてください。
公立学校で9年間教師として教えてきました。ペンシルバニア州で英語(ESL)を、テキサスで4歳から12歳までの子どもたちに国語(English)とライティングを教えました。また、大学で留学生にも教え始めました。
2. 修士号を取得したことはキャリアにどう役立ちましたか?
第二言語習得に関する幅広いバックグラウンドを得ることができたということ以外にも、学んだ多くのことが役に立ちました。例えば、カリキュラム作成委員を5年間務めましたが、カリキュラム・デザインの授業をアナハイムで取っていたおかげで、心構えができていました。アナハイムで私が学んでいたことは、授業を既存の枠組みの外からとらえることに役立ちました。教育に関する研究はどんなものでも、一生影響を与えるものだと思います。なぜなら、それは私たちの指導法に影響し、ひいては学生の学習にも影響するからです。
3. アナハイム大学での一番の思い出は?
それはもちろん夏季集中講義で教授陣やクラスメートに直接会い、学び、深いディスカッションをし、交流を深めたことです。大学院のプログラムでソウルに一人で行くことになるとは思ってもいませんでした。これまでの人生の中でも最もスリルのある経験でした。
4. お気に入りの授業は?
好きな授業はたくさんありましたが、中でも特にリサーチ・ポートフォリオの授業が好きでした。この授業はそれまでに学んだことの集大成でした。 これまでに学んだことの全てをひとつの定性的研究にまとめ、思うままに書き上げました。コースでは最初から最後までデビッド・ヌーナン教授に指導・サポートしていただきました。大変充実したコースで、満足のいくポートフォリオを提出することができました。
5. オンライン学習という経験はいかがでしたか?
一言で表すと、「楽しい」です。どのコースも楽しめることが必ずありました。アナハイム大学のオンライン・プラットフォームは他とは異なるものです。教授陣はコースがインタラクティブなものになるよう、力を尽くしてくださいます。何度も本当に実際の教室で授業を受けているかのように感じました。それくらいインタラクティブで魅力的でした。
7. どんな人にアナハイム大学のオンラインTESOL修士課程をすすめますか?
現在英語教師として働く方におすすめします。TESOLの知識を広げ、より良い授業をするための、多くの実践的で役に立つヒントを得られると思います。
8. 大変だったことは?
一番大変だったのは、二人組で100ページのペーパー課題を仕上げなくてはいけなかった時です。違う国に住んでいる人と一緒にデータを集め、計画を立て、メールを送り、意見が食い違ったら、編集したり、訂正したりしました。そんなことを数ヶ月続けてやっとプロジェクトが完成しました。遠距離ながらも最終的にはひとつのカリキュラムを作成することができました。色々な意味で大変でしたが、確かに成長することができました。
9. 英語教師にとってTESOLはどう役立つと思いますか?
もし今英語教師として教えているのなら、一歩下がって自分の指導についてよく考え直す機会になると思います。私の場合は、自分が本当に学生のニーズにあった指導をしているのか、改善できることはないか考えることができました。授業を自分の研究課題に使うこともできました。指導日記をつけ始め、教材の考案や授業の流れを改善することができました。
10. 夏季集中講義での思い出は?
2010年10月の韓国・ソウルでの集中講義と、その翌年カリフォルニア州アナハイムで行われた集中講義に出席しました。ついに教授陣に直接会えたことに感動しました。また、自分の質問やコメントを教授陣やクラスメートと話し合い、オンラインでディスカッションしていたことを全て消化することができました。セッションはどれも大変興味深いものでした。
また、夜はアナハイムのスタッフが、皆で集まって夕食を食べに行くアレンジをしてくれたり、ディズニーランドの花火を見たり、韓国ではヌーナン教授の誕生日にレストランで大きなチョコレートケーキを用意してお祝いしたりと、楽しい企画をしてくれました。夏期講習はプログラムのハイライトです。
11. 学習コミュニティーの一員であると感じましたか?
ディスカッションフォーラムを通じて常につながっていることができました。
世界各地にネットワークを広げています。教授陣にも気軽に連絡することができました。
12. TESOL修士課程の新入生へのアドバイスを。
TESOL修士課程に入学する決意をされたこと、おめでとうございます。素晴らしい判断です。一番始めからノートに課題を書き留めておくと良いと思います。授業への質問や、研究、目標、現在の自分の教えている授業、自分のメソッドなどです。これらは後々、研究プロジェクトや修士論文を書く時に役に立ちます。また、自分のアイデアを変えることを恐れないことです。考えていた着地点と全く違うところに行き着くこともあります。自分の研究をする時、自分でも存在することすら知らなかったものにかたちを与え、整え、表に出すというパワーを持つのです。最後に、プログラムを自分のものにすることです。あなたのキャリアのニーズに合わせ、あなたとあなたが教える学生にとって良いものになるようにすることです。
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